宮崎県清武町の養鶏場で鶏が大量死した問題で、農水省は13日、鶏の病気を高病原性鳥インフルエンザと発表した。動物衛生研究所(茨城県つくば市)がH5型のA型インフルエンザウイルスと確認した。同省によると、世界的に感染が拡大している高病原性鳥インフルエンザの国内での発生は5例目。
死んだ鶏はこの日約1400羽増え、計約3800羽になった。宮崎県の対策本部は14日から、死んだ鶏を含む計約1万2000羽の処分を始めるほか、半径10キロ以内の16の養鶏場の鶏や卵の移動も制限するなど、感染拡大の防止に全力を挙げる。
農水省は疫学調査チームを編成して感染経路を究明する。
対策本部によると、鶏が大量死したのは、清武町木原の「谷口孵(ふ)卵場黒坂農場」。生まれて24週の鶏を飼育していたが、今月7日から、3つあるうちの1つの鶏舎の鶏が死に始め、10日以降は大量死した。
動物衛生研究所は引き続き、ウイルスが毒性の強いH5N1型かどうかなど検査を進める。農水省と宮崎県は「鶏肉や卵を食べても人には感染しない」と、冷静な対応を呼び掛けている。
対策本部によると、処分作業は14日朝から150人態勢で進め、二酸化炭素で処分した鶏を消毒して搬出、その後焼却する予定。
死んだ鶏が1つの鶏舎に集中し、これまでの聞き取り調査で半径10キロ以内の鶏に異常がないことなどから、農水省や県は今のところ感染拡大の兆候はないとみている。
対策本部は、13日午後から養鶏場付近への出入りルートとなる国道や県道計3カ所に消毒ポイントを設置し、一部のポイントで家畜飼料の運搬車などの消毒を開始。感染拡大防止のため、担当者がタイヤ周りや車体に消毒液を吹き付けた。
鳥インフル感染を確認 宮崎、高病原性のH5型
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